先週行きたかったIKEAに行けなかった妻。
「僕と子供のために、まずIKEAを偵察してきて」と、妻をIKEAに送り込みました(笑)
その間僕は子供の面倒をみて、つい先ほど2人とも昼寝に入りました。
子供が昼寝をしている今、僕の出身大学である愛知県立芸術大学を紹介します。
大阪府豊中市で産まれ育った僕が何故愛知県立芸術大学を選んだのか・・
それは、誰も受験をしなかったからです。
別に高校の友人と仲が悪かったというわけではありません。
今でも高校時代の友人と連絡を取ったり、実家に帰ったら飲みに行ったりします。
僕は陶芸に興味があり、絵を描く事も好きでした。
両親は国公立とは言わなくとも、関西の有名私大に進学して、大手企業に就職して欲しいと考えていたようで、僕の進路を快く思っていませんでした。
僕自身も芸術の道で食べて行くのは大変だろうという気持ちはありましたが、それを理由に諦めるのは違うような気がしていました。

4年間、美術に、芸術に没頭しよう。
親とも友人とも離れて、朝から晩まで没頭しよう。

僕はそう考えて、美術の先生に相談をしました。
「ヒサマツがそこまで考えているのなら」と紹介してくれた大学の一つに、愛知県立芸術大学がありました。
僕は真剣に「4年間美の世界に没頭させてください」とお願いをして、先生にも両親を説得してもらいました。
それから必死に受験勉強して、無事、愛知県立芸術大学に進学し、今に至ります。
えー・・前置きが長くなりましたが。
愛知県立芸術大学は愛知高速交通東部丘陵線(通称リニモ)の「芸大通駅」が最寄り駅です。
駅から大学までは10分ちょっとですが、上り坂がしんどいです。
大学までは緑の中を進み『本当にこの道で大丈夫?』と不安になった頃、大学の校舎が出迎えます。
陶磁実習棟までは、なんだかんだで15分ちょっとかかっていたと思います。
僕の実家は大阪府豊中市で、豊中市でも比較的自然の多い場所でしたが、長久手市はそれ以上に自然豊かで、静かで、落ち着いた環境で、美の世界に没頭するにはとても良い場所です。
友人は「遊ぶところがない」と嘆いていましたが、僕にとっては最高の環境で、4年間美術に没頭できました。
愛知県立芸術大の有名OBといえば奈良美智氏。武蔵野美術大学を中退して愛知県立芸術大学で油画を専攻、大学院を卒業しています。
愛知県立芸術大は音楽学科もあり、僕はよく無料の演奏会を聴きに行きました。
今までクラシックなんて聴いたことがありませんでしたが、初めてホールで聴いたときは感動しました。
あの4年は僕に取ってかけがえの無いものです。